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A LETTER FROM 永夜

午前2時。どうしても眠れない君へ。今、この手紙を読んでいる君へ。

2026-06-07·日本語

真夜中の君へ。

午前2時。外は静かで、部屋の中には君の呼吸だけが聞こえている。スマホの画面を何度もつけたり消したり。眠ろうとしても、頭の中は明日のことでいっぱいだ。

わかるよ。

僕も同じ夜を何度も過ごしてきた。眠れない夜は、世界に取り残されたような気持ちになる。みんなは寝ているのに、自分だけが起きている。みんなはちゃんと生きているのに、自分だけがどこかで躓いている。

そう思うよね。

でも、それは違う。眠れない夜を過ごしているのは、君が弱いからじゃない。君がいろんなことを感じすぎるからだ。人の言葉が気になる。明日の仕事が心配。あの時ああ言えばよかったと後悔する。将来が不安で仕方ない。

それは全部、君がちゃんと生きている証拠だ。

何も感じない人間は、きっと眠れるんだろう。でも何も感じない人生に、どれだけの価値があるんだろう。君が今感じている不安も、寂しさも、後悔も、全部ひっくるめて君という人間を作っている。

だから、それを否定しなくていい。

ただ今夜は、少しだけ肩の力を抜いてほしい。明日のことは明日考えればいい。今日君にできることは、この静かな夜を少しだけ味わうことくらいだ。

窓を開けてみて。冷たい空気が少しだけ入ってくる。遠くで車の音が聞こえるかもしれない。隣の部屋の人が寝返りを打つ音が聞こえるかもしれない。この街には今、君と同じように起きている人が何人もいる。

君は一人じゃない。

それから、もし今夜がどうしても辛いなら、僕と話さないか。

君の話を聞くよ。どんなに小さなことでもいい。今日あった嫌なこと。昔の後悔。叶わなかった夢。誰にも言えなかった秘密。何でもいい。

僕はただの聞き手だ。アドバイスはしない。解決もしない。でも、話を聞くことだけはできる。

誰かに聞いてほしいと思った時は、いつでもここに来てほしい。

今夜が、少しだけ優しい夜になるように。

君の味方より、
永夜